148:OH済みエンジン(オークション)

 

以前はオークションで落札した謎エンジンのオーバーホールが良く来ていましたが、

最近はオーバーホール済みエンジンでも入庫するときがあります。

NSR50/80のエンジンは20年以上見てますので、ぱっと見てオーバーホールのスキルは予測できるようになりました。

今回のはかなりまずいので失敗しないように勉強しておいてください。

 

左シールの位置 ノーマルよりも浅すぎですね。端面より5.5〜8mmの位置にセットすると良いです。

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後期ステータのノックピンは右の短いものを使います。長いとステータが傾きます。

他にキーとローター溝の位置が合っていませんでした。エンジンは掛かりません。(実は幸運だった)

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カウンターシャフト(スプロケの軸)のオイルシールは端面0位置までにします。

この状態だと内側のベアリングとシールのリップが干渉します。

ベアリングの型番も違っていましたので純正型番を使用しましょう。

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クラッチ分解すると真っ黒!下のワッシャーが付いていませんでした。

この状態でエンジン始動してしばらくするとクラッチやミッション軸が損傷します。

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アイドル軸のスプリングワッシャーが削り取って有ります。が・・・純正状態より抵抗が大きくゴリゴリします。

騒音や焼きつきの原因になります。

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他にはウォーターポンプ軸のブッシュが付いていませんでした。

 

OH後未走行では良いか悪いか判らないので慎重に組み立てましょう!

いきなり他のチューナーさんに分解されても恥ずかしくないように組み立てましょう!!